尾瀬保護財団

日本語 / English / 简体中文 / 繁体中文 / 한국어

2019年9月9日-尾瀬沼ビジターセンターより(台風後の尾瀬沼)

■ 天候:雨
■ 気温:17.9℃【9時】24.6℃【昨日の最高気温】17.2℃【今日の最低気温】

今日は9月9日、「菊の節句」ということから
尾瀬のキク科の植物をご紹介しようとしたのですが、
台風15号が昨夜からお昼ごろにかけて尾瀬を通過してゆきました。

【ミヤマアキノキリンソウ】

現時点で尾瀬沼ビジターセンターが把握している限り、
尾瀬沼周辺の登山道では今回の台風による大きな影響はありません。

源氏物語の28巻「野分」にも台風が吹き荒ぶにつれて
美しく咲いた秋の花が萎びてしまうことを「ああ、困ったことだ」と
誰もが騒がずにはいられないという一文がありましたが、今日は私もその一人です。

窓のむこうから辺りを眺めますが、
霧雨が吹き荒れ、いつも見える燧ヶ岳も見えません・・・。

【尾瀬沼ビジターセンターの窓から見た様子】

午後になってようやっと風も雨も落ちついてきたので
大江湿原に足を運ぶと・・・。

【第一大江橋にて-増水した川-】

今回の台風で尾瀬沼周辺の木道が水に沈んでしまう様なことはありませんでしたが、
昨年は「尾瀬ヶ原」の木道が沈んでしまうこともありました。

2018年10月1日-山の鼻ビジターセンターより(台風後の尾瀬)

台風の時には増水や倒木など様々な危険がございますので、
無理をせず安全を最優先にして、様子を見ながら行動して下さい。

雨に濡れた木道をゆっくり歩いてゆくと、
まずヒメギスの仲間が草陰から顔を出しました。

【ヒメギスの仲間】

尾瀬のお花の最終ランナーである「エゾリンドウ」も
ようやっと顔を出したところでしたが
何とか持ちこたえました。

【エゾリンドウの蕾】

源氏物語の中にも「春と秋のどちらの季節が良いか」
と優劣を競って話していたとありますが、
どちらも美しく、尾瀬もまた彩り豊かな四季が移ろう
日本の誇れる場所には変わりありません。

シーズンの後半を迎える「尾瀬」。
ぜひ、一度は足を運んでみてはいかがでしょうか。
皆様の尾瀬へのお越しをお待ちしております。

担当:川上



< 前ページに戻る
PAGE TOP