尾瀬保護財団

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2019年7月11日-尾瀬沼ビジターセンターより(沼山峠に咲く花)

■天候:曇り
■気温:16.6℃(9時) 19.7℃(昨日の最高気温)

大江湿原のニッコウキスゲはまだ咲き始めで数は少ないですが、緑色から黄色に変わり始めた蕾の数が昨年と比べものにならないほど数多く見られ期待が持てます。

【大江湿原のニッコウキスゲ】

湿原のお花は種類が多く楽しめますが、今日は沼山峠周辺に咲く花をご紹介したいと思います。
実が黒紫色で羽根つきに使うツクバネに似ていることから名付けられたクルマバツクバネソウは、沼山峠から大江湿原に入る境目に咲いていました。

【クルマバツクバネソウ】

花の形を寺院の飾りに見立てて名前が付いたウラジロヨウラクも薄桃色の花が一番きれいに見られる季節です。

【ウラジロヨウラク】

横から見るたとき、葉を羽に、花を首に見立ててツルが求愛のダンスを踊っている様に見える白い花はマイヅルソウです。

【マイヅルソウ】

花が付く茎は葉がたいてい6枚、花が付かない葉は4枚しかないゴゼンタチバナ。花びらに見えるのは葉の変化したもの。だから咲き始めは色が薄い緑です。

【ゴゼンタチバナ】

モウセンゴケは湿原の植物という気もしますが、沼山峠でも見られます。粘液を出して虫を捕まえ自分の栄養にする食虫植物です。

【モウセンゴケ】

アカモノは薄桃色の花、ガクは赤の可愛い花を咲かせるツツジ科の低木で、秋には真っ赤な実をつけます。ゴゼンタチバナもマイヅルソウも秋には木道沿いに赤い実を競うように見せてくれます。

【アカモノ】

そして、葉緑素を持たず、菌類と共生して栄養をもらって育つギンリョウソウ。峠道のあちこちで見られるようになりました。

【ギンリョウソウ】

ギンリョウソウと同じ腐生植物のショウキランは三平下付近で見られるようになりました。
通過点と思われる峠道ですが、足元を見ると様々な植物が色々な顔を見せてくれます。ぜひ、峠の歩きも楽しみながら、尾瀬を満喫して下さい。

担当:加藤



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