尾瀬保護財団

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2019年6月26日-尾瀬沼ビジターセンターより(会津沼田街道【後編】)

■ 天気:晴れ
■ 気温:16.9℃(9時) 17.5℃(昨日の最高気温) 8.3℃(今日の最低気温)

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

今日の尾瀬は、久しぶりの晴れ。尾瀬沼や燧ヶ岳もくっきり見えて、山小屋の周りではイワツバメが飛び交い、初夏の訪れを感じさせます。大江湿原では今朝、朝もやの中のワタスゲや露に濡れたミツガシワを見ることができました。

【ワタスゲとその向こうに三本カラマツ】

【大江湿原で咲き始めたミツガシワ】

今日は、「会津沼田街道【前編】(6月24日ブログ)」に引き続き、【後編】をお伝えしたいと思います。

まずは尾瀬沼ビジターセンターをスタートし、大江湿原を通り沼山峠まで歩きます。今回紹介するルートはその先、沼山峠から七入(ナナイリ)までの道。沼山峠休憩所と公衆トイレの間にコース入口の標識があり、そこをゆっくり下っていきます。
【コース入口の標識】

やや急な坂道を下りていくと、「抱返ノ滝(ダキカエリノタキ)」の標識が見えてきます。少し横道に入るとすぐそこに滝があります。
【抱返ノ滝に向かう標識】【抱返ノ滝】

滝を過ぎると、「道行沢(ミチギサワ)」沿いに道は続き、沢にかかる五つの橋を渡ります。
【道行沢橋第五番橋】

沼山峠(1700m)から七入(1070m)までは、標高差630m、距離5.6km、約2時間の山歩きです。七入にはバス停がありますが、キリンテ橋やミニ尾瀬公園を通り、檜枝岐村まで歩くとさらに約1時間の行程です。

会津沼田街道は、会津(福島県)と上州(群馬県)を結ぶ街道で、生活路や交易路として、人や物資がさかんに行き来していたことは前編でお伝えしたとおりです。その後、戊辰戦争では会津軍と新政府軍とのにらみ合いの舞台となり、高度成長期には自動車道建設計画が持ち上がり、開発か自然保護かが問われました。時代の波を受けながらも、尾瀬の自然は守られてきました。

今回ご紹介した道行沢沿いをたどる会津沼田街道(沼山峠~七入)は、今は歩く人も少ない静かな道ですが、沢の瀬音やエゾハルゼミの声、鳥たちのさえずりに包まれながら、ブナ林の中を行くのはとても気持ちがいいものです。街道の歴史に思いを馳せながら、みなさんもぜひ一度歩いてみませんか。

※倒木が道を塞いでいる箇所があります。う回路がありますので、赤いテープを目印にう回してください。
※下草が刈ってあり全般的に歩きやすい道ですが、一部の木道や橋にコケなどが生えて滑りやすいところがあります。そんな場所は歩幅を小さくし、転ばないように注意して歩きましょう。
※ブナの大木も多く、豊かな森が続きます。特に朝夕はクマに遭遇しないよう、クマ鈴などの用意をお願いします。

担当:米山



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