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  • 今日の尾瀬
  • 2019.06.15

2019年6月15日-尾瀬沼ビジターセンターより(翠雨の森から)

■天気:雨時々曇り
■気温:9.7℃(9時) 19.6℃(昨日の最高気温) 7.7℃(今日の最低気温)

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
昨日は雲ひとつない青空でしたが、今日はこの時期ならではの情景、雨の尾瀬沼周辺です。
日本には数多くの雨の呼び名があります。しとしと降る雨、本降りの雨、霧のような雨に人々は様々な思いを込め、五月雨、緑雨、麦雨、子糠雨のように情緒ある呼び名で雨の悩みや恵みとともに暮らしてきました。

雨の尾瀬沼畔から少し森に入ると、しっとりと濡れた林床には白い小さな花々が咲き、その傍らではエゾハルゼミもじっと雨をやり過ごしているようです。そんなシーンを写し撮ってみましたので紹介します。
森の青葉に降り注ぐ雨、題して「翠雨の森から」です。

【サンカヨウ】
オオシラビソの森で見つけた一株のサンカヨウです。
雨に濡れた花弁はガラスのように透き通り、この時期ならではの演出をしてくれます。

【マイヅルソウ】
尾瀬沼畔の疎林内にひっそりと咲いていました。マイヅルソウの季節はこれからが本番。しっとりと雨に濡れた花姿も趣がありますね。

【ノウゴウイチゴ】
ビジターセンターから森に続く小道に咲いていました。一見、シロバナヘビイチゴに似てますがよく見ると花弁の数に違いがあります。シロバナヘビイチゴの花弁は5枚であるのに対し、ノウゴウイチゴの花弁は7枚から8枚です。夏の終わり頃、赤く熟した小さなイチゴを実らせますが、本物のイチゴと遜色なく美味だそうです。

【ミツバオウレン】
数株のミツバオウレンがオオシラビソの根元に咲いていました。はなかなか人目に触れない場所ですが、そろそろ花の終期を迎える頃でしょうか。ちょっと名残惜しいですね。

【エゾハルゼミ】
どちらかといえば山地帯のブナの森に棲むセミですが、尾瀬沼周辺でも晴れた日にはその独特な鳴き声を耳にすることがあります。
カメラを近づけ数枚撮ると、ふと我に返ったのか、小雨降る中を森の中へ飛び去りました。

 

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■団体レクチャー報告
昨日は小学校の団体レクチャーがありました。
6名の小学生(4年生)を対象に、尾瀬に生息する動植物、水源としての尾瀬・自然保護の取り組みとして、浄化槽施設の見学を行いました。

【防鹿柵やシカの話に聞き入る生徒たち】

【汚水槽の中を興味津々に覗く生徒たち】

担当:松田

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