尾瀬保護財団

日本語 / English / 简体中文 / 繁体中文 / 한국어

2018年10月26日―尾瀬沼ビジターセンターより(晩秋の尾瀬沼周辺)

■天気:曇り
■気温:6.4℃(9時) 12.0℃(昨日の最高気温)2.5℃(今日の最低気温)

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
日の出前、長蔵小屋さんの上に月光が白く輝く幻想的な朝でした。
昨年は尾瀬沼にも雪が降っていた時期ですが、今朝は氷点下にならず、わりと暖かい朝を迎えています。
大江湿原はどんな様子かな、少し歩いてきたのでお伝えします。

【大江湿原の様子】
ほんの数日前まで黄葉がきれいだった三本カラマツも葉が散り始めました。尾瀬沼地域のカラマツもそろそろ見頃を過ぎてきました。
本当に冬直前の季節を実感してしました。そして、ふと目線を下へ向けると・・・

【ニッコウキスゲ】
ニッコウキスゲの種は落ち、それでも殻は残っていました。
花が終わってから約3ヶ月近くもの間、種が熟すまで守り、種を落としてからも存在感を示すように立ち続けてきた。その生命力の力強さを感じました。
来年もたくさんの花を咲かせてくれることを願いました。

【ミヤマアキノキリンソウ】
夏から秋にかけて黄色の花を咲かせていたミヤマアキノキリンソウの花穂です。
風に乗って綿毛(種)を散らしてきました。来年もたくさんの花を咲かせるために。

【ゴマナ】
地味な花ですが、最後まで白い花で湿原を賑わせてくれたゴマナです。
ゴマナの花穂も、綿毛となって種を散らしてきました。

【ビジターセンター前のカラマツ】
尾瀬沼地域のカラマツの黄葉はピークを過ぎ、日光を浴びて最後の輝きを見せてくれています。
しかし、風が吹くと金色に輝きながら葉が散っていきます。
葉が散ることによって光合成はできなくなりますが、幹は冬の間に必要な養分を蓄え春に備えるのです。
尾瀬は年間平均気温が約4℃という厳寒の地域です。積雪も多く、植物たちが生育するには大変厳しい環境です。
その厳しさの中で春の準備を始め、厳寒の冬を乗り切り、春にはまた新しい生命を育む尾瀬の植物たち。
だからこそ、尾瀬の植物たちは、美しいのでしょうか。

今日は10月26日(金)。
5月19日に開館してから早6ヶ月。閉館まであと5日となりました。
私がブログを担当するのも今日が最後となりました。
6ヶ月の間、お客様や尾瀬に関わる多くの皆様、ブログをご覧頂いた皆様と出会い、たくさんの感動を共有できましたことに心から感謝しています。ありがとうございました。

なお、尾瀬沼ビジターセンターは10月31日まで開館しています。
閉館する前に最後のイベント、星空観察会を26日(金)・27日(土)の午後6時30分より開催します。
静かな晩秋の尾瀬、そして星空を味わいたい方は、ぜひおいで下さい。
お越しの際は防寒対策をわすれずに。また、木道が凍りつき大変滑りやすくなっていますので、足もとに十分注意してお出かけ下さい。

担当:渡邉



< 前ページに戻る
PAGE TOP