尾瀬保護財団

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2017年10月24日-山の鼻ビジターセンターより(雪迎え)

■ 天気:晴れ
■ 気温:11.7℃(最高気温) 1.3℃(最低気温)

昨日の台風21号の影響で下ノ大堀川が増水し、木道工事中の迂回路の一部が流出したため牛首~竜宮間が通行止めになっていましたが、復旧作業が行われ本日の午前9時過ぎに通行止め解除となりました。

台風が過ぎ、尾瀬ヶ原では久しぶりに晴れ間がみえました。

周りの山々は雪を被り、装いを変えていました。写真は至仏山です。

燧ヶ岳も雪を被り、池塘に映る逆さ燧がとても綺麗に見られました。

冬芽も見つけました。

今日は木道の上などに、たくさんの蜘蛛の巣が掛かっていました。
そして歩いていると帽子のツバに小さい蜘蛛がとても多く下がってきたので、帽子を外して見ると蜘蛛の巣がたくさん引っかかっていました。
どうやら、今日は蜘蛛達の『雪迎え』の日だったようです。

【雪迎えとは…】
晩秋の小春日和の日に、糸をつけた子グモが空を飛ぶ現象をいいます。子グモたちは、一斉に茎や枯れ枝の先端によじ登り腹部を空中に向けて、糸いぼから糸を1m程出して風に流します。やがて、上昇気流に乗って空中へ飛び立ち、分散していきます。遥か遠く洋上の島にたどり着くクモも稀ではなく、上昇気流にのって高度数千メーターという高いところを飛んでいる姿も観察されているそう。ある学者の研究では2,000キロもの距離を飛んだ蜘蛛もいるそうです。

蜘蛛が風任せで、旅に出る日。この現象を個人的に見てみたいと思っていたので、残り少ない今シーズンで尾瀬で体験出来たことが嬉しいです。
『雪迎え』があると「雪が降り始める」と、山形の方で言われているようです。
尾瀬でも雪が降り積もる日はすぐそこかもしれません。
 
担当:榎原



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