尾瀬保護財団

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2017年8月19日-山の鼻ビジターセンターより(蜘蛛の巣)

■ 天気:曇りときどき雨
■ 気温:24.6℃(最高気温) 14.5℃(最低気温)

木道脇や植物の間に蜘蛛の巣が掛かっていることがあります。ひとつひとつ、家主(?)の蜘蛛が丹精込めて作り上げたものです。彼らは芸術作品を作りあげようというつもりはなくても、結果的に素晴らしい芸術作品に仕上がっていることがあります。
それをいくつかご紹介します。

東電下の大堀橋からヨッピ吊橋へ向かう途中の池塘で発見
近くに休憩ベンチも用意され、池塘には木道からほんの数㎝のところまで近づけるため、水辺の写真撮影にはもってこいのところです。蜘蛛の巣と朝露が実にお行儀良く並んでいました。

山ノ鼻から牛首へ向かう木道脇で発見
日の出直後の清涼な風が吹き抜ける尾瀬ヶ原の木道を燧ヶ岳に向かって歩いていたとき、足下にこの蜘蛛の巣を見つけました。露出を大きめの水玉に合わせたところ、水玉がまるで宝石のように輝きはじめました。どこにこんな宝物があったのかと、お得気分120%!

至仏山から小至仏山へ向かう登山道脇の岩陰で発見
登山当日早朝まで降っていた雨も上がり、青空が広がり始めた頃、現場を通過。何気なく目にとまった蜘蛛の巣にグイと近づきファインダーを覗き込むとそこに小宇宙が広がっていました。どこに、このような奥行きある空間が広がっていたのかと自分の目を疑いました。

「一期一会」という言葉を茶道では大切にすると聞いたことがあります。蜘蛛の巣と向き合うときは、その儚(はかな)さ故に、余計にこの言葉を意識してしまいます。明日の今頃、同じ蜘蛛の巣はここに存在しないかも知れないと思うと、ファインダーをのぞき込む緊張感と集中力は特別なものになります。

担当:入倉



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