尾瀬保護財団

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2017年7月31日-尾瀬沼ビジターセンターより(音の気配)

■天気:晴れ
■気温:19.7℃(9時)20.9℃(昨日の最高気温)16.6℃(今日の最低気温)

ブログをご覧の皆様

こんにちは。

大江湿原内の今朝のニッコウキスゲの様子をどうぞ。

そろそろニッコウキスゲも見頃を終えつつあるようです。
少しさびしいですが、次に咲くお花がどんな彩りをみせてくれるのか楽しみですね!

 さて、今日は自然音の気配について少しだけお話してみようと思います。
久しぶりに晴れたこともあり、キャンプ場周辺及び大江湿原内を散策し
鳥を見てきましたが、つい数日前まで尾瀬沼ビジターセンター周辺で
最も存在感があったカッコウの鳴き声が一切聴こえてきませんでした。
恐らくここ尾瀬沼でもようやくカッコウの繁殖が終わったんだと思われます。

 カッコウは自分で子育てをしません。
別種の鳥の巣にある卵を放り出して、空になった巣に自分の卵を産みつけて
子育てをさせる、いわゆる託卵(たくらん)という変わった方法で子孫を残します。
うまくいったのでしょうか?

 カッコウの声が聴かれなくなったことに一抹の寂しさを感じつつ、
まだまだ元気にさえずってくれた鳥をご紹介します。
写真は残念ながら収められませんでしたが、キャンプ場周辺では
ルリビタキ、メボソムシクイ、キビタキ、ウグイス、アカハラが鳴いてました。
大江湿原では、湿原内にある草花の梢でホオアカが、林の縁でモズ、
ささやぶからウグイス、林内からホトトギスの声がコダマしてきました。

 そこに、地形音である沢のせせらぎや、優しくほおをなでる
風のそよぎが加わり、大江湿原内を鮮やかに彩ります。
音の数だけ物語が走っていて、それらを感じながらその場に佇んでいると
見えてくる景色があります。
一個、一個バラバラに鳴っている音が、何かの集合体、
層となって全体で調和をしているように感じられることがあります。
このような自然との一体感や結びつきを体感できることが自然音の魅力です。

 皆さんも尾瀬に来られた際は、自然音を感じながらその場に佇んでみてください。
きっと新しくも懐かしい感覚を味わうことが出来るはずです。

担当:宮坂



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