尾瀬保護財団

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2017年5月21日ー尾瀬山の鼻ビジターセンターより(研究見本園の様子)

■天気:快晴
■気温:21.7℃(最高気温)0℃(最低気温)

本日も快晴で、今シーズン初の20℃超えを記録し、
ようやく尾瀬にも春が訪れているように感じました。

本日は研究見本園の様子をお伝えしたいと思います。

連日お伝えしているとおり、研究見本園にもまだ雪がかなり残っております。

入口から入ると木道が姿を表しますが、すぐにまた雪に覆われてしまいます。

足元に注意しながら進んでいくと
左手に樹皮の色が白とベージュの木を見ることができます。

白い樹皮はシラカンバ(シラカバ)、ベージュの樹皮はダケカンバです。

同じ種類の仲間なのですが、
シラカンバはダケカンバより標高が低いところに生育します。

尾瀬ヶ原近辺はちょうどその標高の境目付近であり、
シラカンバとダケカンバを同時に見ることができます。

更に進んでいくと、

足跡を発見しました。

これはニホンジカの足跡です。
昼間は人前に姿をあらわすことは珍しいですが、
このように足跡により存在を確認することができます。

その後更に至仏山の登山道入り口付近まで進むと、ようやく木道が姿を現しました。

その木道を進んでいくと、ミズバショウと背中アブリ山を望むことができます。

ここ研究見本園のミズバショウ群落は、竜宮付近のミズバショウ群落に比べ、
比較的に小さい個体が多いようです。

その他、ワタスゲも確認することができました。

更に木道を進んでいくと、赤シボを確認しました。

これは雪解けが進むと残雪が茶褐色になる現象であり、
プランクトン等の微生物や、酸化鉄による現象という説がありますが、
正確にはまだ解明されていません。

その後、帰りに向かう途中足元で何かが動いたのを確認しました。

近づいてよく観察すると、ホオアカが数羽いました。

尾瀬では頻繁に見ることができる鳥ですが、
普段は草原などに隠れている為、姿を確認しにくいです。

今の時期ですと、植物が少なく、
雪の上や木道の上に姿を現してくれるので観察がしやすいです。
ほほの赤い色をじっくり見るのには今がチャンスかも知れません。

このように研究見本園はまだまだ雪に覆われていますが、
この時期ならではの楽しみ方もできると思いますので
一度寄られてみて下さい。

ただし、まだ木道が出ていない部分が多いので、
踏み抜きには十分注意してください。

まだ朝晩には氷点下になる日もあります。
尾瀬にいらっしゃる際には、防寒装備や
雪の上を歩く準備をしていらして下さい。

担当:山田



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