尾瀬保護財団

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2016年10月18日ー山の鼻ビジターセンターより(尾瀬ヶ原で気になるもの)

■ 天気:曇り時々晴れ
■ 気温:18.7℃(最高気温) 9.3℃(最低気温)

本日の山ノ鼻は訪れる人も少なく、静かな1日となりました。
日に日に木々の葉も落ち、辺りはすっかり見通しが良くなりました。
そんななか落葉する針葉樹、「カラマツ」が葉を落とした木々の中で、
黄葉して目立っています。

pa180007「写真左の木がカラマツ」

「カラマツ」は油分が多く、丈夫なので尾瀬の木道にも使われています。
(木道に使われるカラマツは尾瀬以外の場所から運んできています)

さて、今日は尾瀬に来た人なら一度は疑問に思うであろうものを
ご紹介したいと思います。
まずはこちらの写真から。
pa180002窓口に来るお客さんから
「湿原のところで油のようなものが浮いていたのですが、あれは何ですか?」
と聞かれることがあります。
これは実は雪解けの時期に現れる「アカシボ」という現象と関係があります。
img_0458「雪解けの時期に現れるアカシボ」

この油のようなものは実はこの「アカシボ」の名残で、
藻類が地中の鉄分と化合して現れると言われています。
しかし、きちんとした解明はされていないのが現状ですが、
自然界で作られたもので、人為的なものではありません。
触ってみると鉄のような匂いがします。

お次はこの奇妙な地衣類の紹介です。
地衣類とはコケとは違い、
菌類と藻類が助け合って生活しているもののことをいいます。
この写真の地衣類は「コアカミゴケ」と言います。
pa180009木道の脇で、赤い部分を上に伸ばしてとっても面白い形をしています。
植物以外にも地衣類などおもしろいものがあるので探してみて下さい。

最後に、最近ではマイカー規制が解かれ、
鳩待峠まで自家用車で来られるようになったこともあり、
夕方近くに尾瀬ヶ原に向かわれる方々を見かけます。
この季節、日没時刻も早くなり、日が落ちると一層冷え込みます。
訪れる前には必ず、無理な行程でないかもう一度考えてから行動して下さい。
また、この時期には閉設される施設や、渡れなくなる橋などがありますので
最新の情報を確認してからお出かけ下さい。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/75236/
↑こちらで橋板撤去や山小屋終了など、最新の情報が確認できます。

 

担当:萩原



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