尾瀬保護財団

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尾瀬サミット2012が開催されました

 平成24年9月4日(火)、尾瀬沼ヒュッテにて、当財団の理事・評議員や関係者が尾瀬に一堂に会し、尾瀬に関わる課題などを話し合う「尾瀬サミット2012」が開催されました。今回の尾瀬サミットは、東日本大震災等の影響により、昨年のサミットが中止となったため、2年ぶりの開催となりました。今回のサミットのテーマは、「自然の宝庫”尾瀬”~多様な魅力の発信に向けて~」です。
 サミットの冒頭では、当財団の大澤正明理事長(群馬県知事)が、「昨シーズンは、東日本大震災とそれに伴う原発事故や新潟・福島豪雨による木道の被害など、尾瀬を取り巻く環境は非常に厳しいものとなりました。震災に伴う自粛ムードや水害により、年間入山者は、28万1千人余りにとどまり、初めて30万人を下回る結果となりました。しかし、水害により流出した木道や橋は、地元関係者の懸命な努力により、迅速に復旧することが出来ました。また、秋の紅葉シーズンには、前年以上の人々に尾瀬を訪れていただくなど、入山者数の回復が見られました。これらは、関係各位のご協力によるものであり、心から感謝申し上げます。さて、今回のサミットのテーマは、「自然の宝庫“尾瀬”~多様な魅力の発信に向けて~」といたしました。本日は、このテーマに沿って、「みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ」という尾瀬ビジョンの基本理念のもと、関係者、地域が一体となって尾瀬の貴重な自然を保護するとともに、より多くの人々に尾瀬に来てもらうための取組について、意見交換したいと考えております。」と挨拶をしました。
 また、来賓として出席された横光克彦環境副大臣からは、「尾瀬は昭和9年に国立公園に指定されてから約80年に近い歴史をもっている。関係者の皆さんが様々な形で、自然環境の保全や適正な利用の推進に関わってきたことから、自然保護運動の発祥地あるいはこの日本の国立公園のトップランナーと言われております。私自身、初めて尾瀬に訪れたが、昨夜は満点の星空とはいかなかったが、星空を眺めることができた。今日は朝から散策する中で、尾瀬の雄大な自然を満喫できた。燧ヶ岳も見事に晴れ渡り、本当に雄大な姿を見ることができて、大変感銘を受けた次第です。この自然を現在に至るまで、保全をし、そして適正な利用を進めてこられました関係者の皆様方に改めて深く敬意を表したいと思います。このすばらしい国立公園の自然を国、内外を問わず、多くの皆様に知っていただき、実際に来ていただくこと、これがまさに環境省の責務であると感じている。環境省では、国立公園の知名度を高めると共に国立公園の魅力向上を図り、利用者を増やすために地域の方々と連携を一層強め、自治体や関係者の皆さんと共同による国立公園の管理運営を図っていくことが必要であると感じている。この尾瀬サミットは、高い見地から尾瀬の将来を議論する場であり、3県の知事、地元の首長、関係者が現地に一同に集まる会議。全国の国立公園においても尾瀬の他にはありません。尾瀬の抱える課題は、多岐に渡るわけであるが、列席している皆様のパートナーシップによって、これらの課題を解決し、自然の宝庫である尾瀬を一層盛り上げていきたい。」とのご挨拶をいただきました。
 次に事務局から尾瀬の現状として、①入山者数調査について、②自然保護の取組、③空間放射線量の測定について報告。片品村からは④富士見下~富士見峠間の身障者運行について、尾瀬林業からは⑤木道の復旧対策について、福島県からは⑥尾瀬における環境学習について説明をいただきました。
 その後行われた意見交換では、①尾瀬の利用促進について、②ニホンジカの対策の2つの提案について、活発に議論されました。
 最後に「尾瀬の関係者が、自らの立場と役割を再認識し、尾瀬ビジョンにある「みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ」という基本理念のもと、今後も幾多の英知と努力を結集して、尾瀬の貴重な自然を保護するとともに、より多くの人々に、その自然のすばらしさを堪能していただく取り組みを一丸となって推進していく。そして、災害を乗り越えた尾瀬へ、全国・世界から多くの方々に訪れていただくことを願う。」と共同アピールを発信していくことを決定しました。
 サミットに参加いただきました皆様及び開催にご協力いただきました関係者の皆様に感謝申し上げますとともに今後も尾瀬の自然保護と適正な利用を図るため、ご指導ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
〈尾瀬サミット2012の様子〉
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〈参加者による記念撮影〉
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〈サミット前日に行われたスライドレクチャー:講師 写真家 新井幸人氏〉
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〈サミット開催前に行われた自然観察会のようす(大江湿原)〉
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担当:山本・友松



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