尾瀬保護財団

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「尾瀬を知る」フィールド講座10 「尾瀬地学入門 ~戸倉沢層・根羽沢 編~」を開催しました

少し報告が遅くなってしまいましたが、
今シーズン10回目のフィールド講座「尾瀬地学入門 ~戸倉沢層・根羽沢編~」のようすをお知らせしますね。
私たち尾瀬保護財団では、昨シーズンから大清水周辺で資源調査とその利活用方法について活動を続けていますが、当財団スタッフが「これは面白い!」と感じた事をそのままツアーにしてしまったのが、この講座です。
なにしろ今までは尾瀬沼に行くための通過点だった大清水という場所に、国内でも珍しいものが点々と存在しているのです。内容はちょっと・・・マニアックですが。
それでも開催してみれば12人の参加者にお集まりいただき、遠くは小田原から来た方までいらっしゃいました。
では、まずは根羽沢鉱山跡地から!

20110917~18F講座「尾瀬地学入門」P1080032 (Medium)

(左)え? いきなりここを下りるんですか? という感じの場所からスタートしますが、その先にある鉱山跡をめがけてワクワク、ハラハラしながらロープで下ります。
(右)ロープでガケを下り、渡渉を繰り返し、もう一度ガケを下りると・・・あった! これが根羽沢鉱山の露頭鉱脈です。
もちろん貴重な資源ですし、国立公園内ですから岩を割ったり、砂金取り(!)をすることは出来ませんが、それでも参加者のみなさんはこの異空間を楽しんでいるようでした。
20110917~18F講座「尾瀬地学入門」P1080030 (Medium)

もちろん風景を見るだけでなく、この場所の貴重さや科学的視点を円城寺先生からお聞きし、もう一つの尾瀬のようすを知る事ができました。
20110917~18F講座「尾瀬地学入門」P1080057 (Medium)

鉱山跡地からの帰り道では、道沿いに残された住居跡や資材置き場、そして温泉(!)を見て歩きました。
お湯をさわった参加者のみなさんからは「あったかい! まだ入れるよ」との声が。
ゴールドラッシュ時代を感じさせるノスタルジックな空気が漂っていました。
そうそう、驚くべきことに参加者の中に「私、この場所のキャンプ場に管理人をしていたんだ」
という方がおり、急遽その方も交えて当時の話をしていただきました。
20110917~18F講座「尾瀬地学入門」P1080061 (Medium)

2日目は大清水小屋をお借りして、早朝にレクチャーを行いました。
テーマは「片品川流域の金資源と環境保全」。あまり馴染みのない話題をおもしろおかしく、分かりやすく解説いただき、私たちスタッフも見入ってしまった時間でした。
レクチャー後は片品川流域の戸倉沢層を見学しにいきました。
いつもは車で通過するだけの道を大勢で歩く姿はなんとも不思議に映ったでしょうね。
2日間とも暑い日でしたが、大清水の木漏れ日が心地よく感じられました。
20110917~18F講座「尾瀬地学入門」P1080080 (Medium)

戸倉沢層については尾瀬林業の宮沢さんから解説していただきました。
なにしろこの場所も来るのが初めての人ばかり。
途中増水した川に行く手を阻まれましたが、みんなで協力して石を置いて道をつくったりしながら進みました。
戸倉オフィオライトと言われるこの場所にはみんな解説を聞きながら興味津々。
円城寺先生とそのお弟子さんも見入っていました。
20110917~18F講座「尾瀬地学入門」P1080101 (Medium)

こうして大清水の異空間体験をした2日間の講座が無事終了しました。
なにしろ一番ハラハラしたのは、安全管理に回っていたスタッフ陣・・・。
それでも参加者のみなさんの熱心さに助けられながらの運営でした。
みなさまどうもありがとうございました。
(ご注意を!)
この場所への立入・見学については、土地所有者の了解を得ておこなっております。
通常は立入禁止エリアとなっていますので、ご了承ください。
担当者:安類



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