尾瀬保護財団

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「尾瀬を知る」フィールド講座4 「至仏山の自然を科学する」を開催しました

「尾瀬を知る」フィールド講座第4弾は、開山直後の至仏山に登山する、
「至仏山の自然を科学する」です。
とはいえ登山の目的は・・・・・・ 高山植物? いえいえ、 山頂からの眺望? いえいえ
実はこの山の特殊な環境がどうして成立したのか、なぜ登山道が荒れていってしまったのか、
といった事を恐竜時代から遡って、科学の眼を多角的にあてて考える・感じる、というのが今回の講座の目的です。
なんかすごい壮大なスケールの講座ですね。
でも、この講座を受けた方であれば、お花畑がなぜ特定の場所で見られているか、ふむふむと納得いただけたかと思います。
では、当日の雰囲気を写真で紹介!

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この講座の講師には、横山隆一さん(日本自然保護協会常勤理事)につとめていただきました。
横山さんは至仏山の利用ルールを決める「至仏山保全対策会議」と、至仏山登山道の今後の使い方について科学的に調査・判断を行う「至仏山環境調査専門委員会」の委員としても活躍中です。
1日目はこれまでの調査で分かった至仏山の特殊な環境について、分かりやすくレクチャーしてくれました。
IMG_5846 (Medium)

レクチャー後はたくさんの質問があり、至仏山への関心の高さが感じられました。
また、明日の至仏山登山にあたって、利用のルールがいくつかあるのですが、こちらをひとつひとつ分かりやすく当財団のスタッフで紹介させていただきました。
なお、みんなが興味をもって聞いてくれていた事に、「携帯トイレの使い方」がありました。
なかなか皆さん使ったことがないんですね。
私は年間で30回くらいは使ってますよ~。
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翌日は大方の予想を裏切って大快晴!
尾瀬にいる私たちは知るすべもなかったですが、なんと梅雨明けしていたんですね。
参加者のみなさんと「いつ降るんだろう??」と言いながら、眺めの良い至仏山登山を堪能しました。
IMG_6038 (Medium)

普段の登山であれば見落としてしまうような場所で、
横山さんから、タイプの異なる環境が、目まぐるしく変化していることや、至仏山直下の登山道周辺が最も大切な環境である反面、現在の登山道の整備状況がその環境に悪影響を及ぼしている事などを解説してくれました。
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で、ちょっとおまけで、
(左)ムシトリスミレが満開でした。今年の至仏山はムシトリスミレが沢山咲いていますね!!
(右)山頂直前のベンチで、尾瀬ヶ原上空を滑空するクマタカを発見しました・・・って、この写真じゃ分からないですよね。こんな驚きの出会いが今回の講座ではいくつもあり、最後までみんなでワイワイと話ながら登山を続けました。
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無事に鳩待峠に到着。
この時期の至仏山登山は参加者のみなさんにとって、憧れの高山植物が咲きそろう見応え十分な内容だったとは思いますが、その一方で植物たちが生活する環境のことや、人間が登山することの影響についても感じていただけたと思います。
参加していただいた皆様、大変お疲れ様でした!
また尾瀬でお会いできることを楽しみにまっております。
さぁ、次の講座は雰囲気がガラリと変わり、「夜の尾瀬へのいざない」へと続きます!
お楽しみに。
担当:安類



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