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  • 尾瀬沼ビジターセンターブログ
  • 2021.06.20

2021年6月20日-尾瀬沼ビジターセンターより(贈り物)

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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
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■天気:曇り
■気温:12.5℃(9時)13.9℃(昨日の最高気温)11.5℃(今日の最低気温)

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
早朝、雲は多かったのですが、燧ケ岳が見えていたので4時半にカメラを向けました

【霧のベールをまとった燧ケ岳】

気づかないうちに霧は動き、気が付くと周囲ではカッコウや水鳥の鳴く声が次第に大きくなっているようです。
そのうちに、雲の色が明るくなり、湿原の草の色も灰色ではなくなってきます。

【色を取り戻す湿原】

そして、カエルの声も少しづつ大きくなり、水鳥が飛び立つ音も交じります。
一歩一歩階段を上るように朝が明けていきます。
朝は毎日同じように明けていきます。しかし、毎日違う朝です。

花もみな同じように見えます。しかし、どれもがみな違う形、違う色をしています。

【クルマバツクバネソウ】

沼山峠からもう少しで大江湿原に入るところで見かけたこの花。
花の付き方と葉の付き方が相似形のようで、目を奪われてしまいました。

ぼんやり見ていると何でもないことでも、よく見ると不思議に思うことはこのほかにもいくらでもあります。

【ナツトウダイ】

湿原に咲くナツトウダイも、この花の名を灯台に見立てた人に感心してしまいます。

この時期、大江湿原で一番多くみられる花といえばタテヤマリンドウです

【タテヤマリンドウ】

ほとんどはさわやかな水色の花ですが、中には白やピンクのものも咲いていることがあります。同じ名前の花だって一つ一つの花は少しずつ違っているように感じます。

【ピンクのタテヤマリンドウ】

科学者は遺伝子の変異とか突然変異とか説明するのでしょうが、一人一人の顔がみな違うように、毎日の朝だってしっかり見ていると同じ朝は二度とないように、花だって全く同じ花なんて本当はないのかもしれません。
一つ一つの造形をしっかり見て、その花の自己主張をしっかり受け止めてあげたいと思った朝のひと時でした。

最後に、体調に不安のある方や自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えてください。
くれぐれも慎重な判断ををお願いします。

尾瀬沼ビジターセンター

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