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  • 尾瀬沼ビジターセンターブログ
  • 2020.10.09

2020年10月9日-尾瀬沼ビジターセンターより(霧のキャンバスに鮮やか)

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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:雨
■気温:8.5℃(9時)9.6℃(昨日の最高気温)6.3℃(今日の最低気温)

ブログをご覧の皆さんこんにちは。
最近、寒くて起きるのがつらいのですが、まだ序の口で、これからさらに寒くなります。ちなみに去年の今日は最低気温が3.5℃でした。
尾瀬にいらっしゃる方は、防寒対策をしっかりして下さい。

まずは、大江湿原の定点観測写真をご覧下さい。

【展望デッキより燧ヶ岳方面】

【展望デッキより三本カラマツ方面】

【大江湿原より沼山峠方面】

紅葉が始まると言われる8度を下回る日が多くなっているので、風景がどんどん変わっているような気がします。

尾瀬沼ビジターセンターの周りも綺麗に色づいてきました。

【レモンイエローといえば】

コシアブラです。まだ色が変わる前は他の木々と同じような緑なので、見つけづらいですが、黄葉が始まると一目瞭然で、目に眩しいレモンイエローが飛び込んできます。

【上を見上げると】

背の高いトチノキが黄葉していました。トチノキとホオノキの葉はとてもよく似ているのですが、トチノキは掌状複葉(手のひらを広げたような形)で、ホオノキは単葉で数枚の葉が集まって、トチノキと同じような形になっています。

【ダケカンバ】

尾瀬沼で黄葉する木で一番多いのはこの木ではないでしょうか。尾瀬沼は標高が1665mあります。シラカバとよく似ていますが、一般的に1500m付近を境に、1500mより低い場所にシラカバが、1500mより高い場所にダケカンバが生育します。今年は黄色くなりつつ、枯れている葉が目立ちます。

【船着場からの風景】

「檜の突き出し」と呼ばれる尾瀬沼に向かって半島のようになっている部分があります。画家の大下藤次郎紀行文集によると、明治にはそこに小屋があったそうです。長蔵小屋裏手の船着場付近から眺めると、最盛期ではないものの水面上に立ちこめる霧の中、鮮やかに浮かび上がる紅葉が印象的でした。

台風14号の進路も少し太平洋側に移動したようなので、今週末も散らずに綺麗に色づくことを願っています。

なお、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えて下さい。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。

担当:大澤

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